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人に仕事がついています。  役割分担をどうしたら  良いでしょうか?

セミナー・ワークショップで

良く質問を受けます。

 

「人に仕事がついています。

 役割分担をどうしたら

 良いでしょうか?」

 

 

組織では、所属する人たちの

適切な役割分担で、

事業が効率的に運営され、

 

そして一人一人が持つ力が

あわさったシナジーが出てきます。

 

 

組織では、仕事のエキスパートを

育成することが、業務の効率化に

つながる等のメリット面から、

 

同じ人が長年同じ業務を担当することが

多くなります。

 

 

一方、デメリットとしては、

次のようなことが考えられます。

 

 

その人のやり方に固執する。

新しいやり方に取組みにくくなる。

 

新しい能力開発が疎くなる。

 

もしかすると出入り業者との

癒着が生まれるかもしれない。

 

 

上長としては、やり慣れた人に

任せておくと、実は楽ですね。

 

 

楽な仕事ばかりでは、

メンバーの成長度が小さくなりますね。

 

 

対話型コミュニケーターとしては

どう取り組みましょう?

 

次のように考えてみました。

 

 

・まずは、個人についているといわれている

 仕事を行っている人が、

 本当に満足しているかを確認する。

 

 

・その人の成長を一緒に考える

 

 

・チーム全体、会社全体の成長のためには

 どうしたら良いか一緒に考える

 

 

・チーム一人一人の成長への考えを持ち寄り

 どのような役割分担、役割交替が良いかを

 話し合う

 

 

よくありがちなやり方としては、

 

長くなったので組織移動や

役割交替を事前に決めておいて、

通達するということ。

 

 

決定前に十分な対話はなく、

決定後の対話が殆どです。

 

 

この時に人事上のトラブルが発生する

ことが大変多いですね。

 

 

十分な対話は、

人事上のトラブル発生も防げます。

 

 

トラブルを防ぐことは主目的ではなく、

メンバーの成長を願い、支援する

対話を行いたいですね。

 

 

メンバーの成長、

チームの飛躍的な成長につながる

役割分担、役割交替ができるといいですね。

 

 

まずは、現状を聴く対話から

始めてみるのが良い、と答えています。

 

 

私の経験、役割分担の具体例、

役割分担時のメリットをお話しますね。

 

 

私がマーケティング部門の

糖尿病領域のヘッドを

務めていた時の話です。

 

 

糖尿病領域には優秀な

5人のメンバーがいました。

 

現場のMRから優秀な社員として

選抜されてマーケティング部門に

入ってきています。

 

しかしながら、

マーケティング部門での成功は未知数です。

 

 

この5人が成功する、成長することが

チームのみならず会社全体の成長に

大きく関わることは明らかです。

 

 

したがって、リーダーを務める私は

全員の成長の支援を行うことが

役割になります。

 

 

私がその時に作成して、メンバーに示した図は、

メンバー全員が、サークル(環)状に

つながっているものです。

 

 

一人一人を円で示し、役割を周囲に書き、

サークル状につなげました。

 

 

つながっているサークルの中心に

一つの円を描きます。

 

 

その円は、リーダーの役割であると示して、

私のみならず、みんなが役割に応じて

リーダーの円に入ることを示しました。

 

 

役割は固定せず、

つながったサークルが回転すれば

役割は変わることを描きました。

 

 

また同じ役割にはメイン担当とサブ担当を

設け、2人1組としました。

 

 

この体制のメリットは、次のようです。

 

チームとして

 

・全員のコミュニケーションが自然発生する

 

・一人一人が何を担当しているかが判る

 

・業務全体の何が大変なのか、

 今、何が大変なのかがわかる

 

・業務量の大小がわかる

 

・業務量の多い人、大変な人をサポート

 しようと自然に想い行動する

 

・業務が違っても大きな目標が同じなので

 シナジーが出るようなアイデアが生まれる

 

・派閥が出来たり、ライバル意識が高くなりすぎない

 (優秀な人にありがち)

 

 

さらに 「マーケティング部門で3年間で

身につけるスキルとレベル」を

作成しました。

 

 

レベルは1・2・3の3段階(3が高いレベル)を

設定し、皆がレベル3を目指して、仕事に取組みました。

 

 

目標の見える化で、新しい仕事に取組むことに

前向きになりました。

 

 

この「マーケティング部門で身につけるスキルとレベル」

を元に、マーケティング部門共通の

スキルマップ(コンピテンシーマップ)

を完成できました。

 

 

糖尿病から、オンコロジーの

ヘッドになった時も、

同じ役割分担でチーム編成しました。

 

 

糖尿病チーム、オンコロジーチームが

大きな成果を出したことは、

知る人ぞ知る成果です。

 

 

さて、アドラーをベースとした

「対話型コミュニケーター&コーチ」

 

としては、次のようなことが

取り込まれていると感じています。

 

 

・横のつながりを大切にして、

 チームの一体化を図っていること

 

・それぞれが取り組むべき目標に

 向かっていること

 

・人間関係の問題の発生を

 コミュニケーション機会を設けて

 消失しやすくしていること

 

 

ご意見をいただけると嬉しいです。

 

 info@encourage-leaders.com